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FOOD&COMPANYゆかりの方々に、今の自分の暮らしに母から受け継がれている暮らしの知恵を教えていただく、「母の日」特別インタビュー。こちらのインタビューシリーズの最後にご登場いただくのは、香川・観音寺にて明治より続くいりこ屋『やまくに』代表の山下加奈代さん。汁物や煮物の出汁などに昔から使われてきた、日本食に欠かせない素材である「いりこ」。100年以上続く老舗いりこ屋を支える山下さんのお母様は、暮らしの中でどのようなことを大切にされてきたのかうかがいました。

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インタビューvol.4  「やまくに」代表・山下加奈代さん

「母には小さい頃から色々と大切なことを教えてもらいましたが、中でも、モノを丁寧に長く使うことは私の中で特に大きく影響を受けた事だと思います。モノを大切にすることで、自分が行う動作の全てが丁寧になります。これは、今の仕事にも活かされていると思いますし、丁寧に何かと向き合うことで見えてくる新しい発見が日々あります。」

5年前にご両親から「やまくに」の代表を引き継いだ山下さん。小さい頃のお母さんとの思い出深いエピソードはありますでしょうか?

「両親は自営業ということもあって休日も仕事に出かけたりと、私が小さい頃から忙しく働いていました。ただ、どんなに忙しくても学校行事や部活動の試合の応援などは少しでも時間を見つけて来てくれていました。忙しくてもちゃんと私のことを大切に想ってくれているのが伝わって、うれしかったですね」
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山下さんにとって大切な「母の味」があれば教えてください。

「お味噌汁です。うちはいりこ屋さんなので、毎日のお味噌汁はいりこで出汁を取ります。具は日々違うのですが、朝起きて母の作ったお味噌汁を飲むと『今日も1日頑張ろう』と思います。最近は、私も母に代わって台所に立っていますが、お味噌汁は母の味をお手本にしています」

山下さんがお母さんから受け継いだのは、「いりこ」の知識はもちろんのこと、仕事や日々の暮らし中で、一つ一つの作業や事柄と丁寧に向き合うことの大切さでした。

『やまくに』は素材そのもののおいしさを引き出すために、手間と時間を惜しまず、伝統的な手作業にこだわり続けながら、いりこの魅力を伝えるべく、新たな可能性を模索し続けています。お母さんから受け継いだその姿勢が、変わらない『やまくに』の味をずっと守り続けているのではないでしょうか。

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4回にわたってお届けしてきた、「母」と暮らしにまつわる思い出をめぐるエピソード。

インタビューを通して見えてきたのは、それぞれの母から伝わる家族への絶対的な愛のかたち。世のお母さんたちはその想いを、家族への手作りのごはんや日々の営みを整えるという何気なくも、とても大事な暮らしの基盤を通して、伝え続けてくれているように感じます。皆さんも、日々の暮らしの中でお母さんが大切にしていたことを思い出し、自分の暮らしにも取り入れてみることで新たな気づきがあるかもしれませんね。

年を重ねるごとに改めて実感する、「母」という存在の大きさ。
年に一度の「母の日」はぜひあなたからお母さんへ、感謝の気持ちを素直に伝えてみませんか。

いりこ「やまくに」代表 山下加奈代

香川・観音寺市にて明治20年より続くいりこ・ちりめん販売店『やまくに』代表。瀬戸内・ひうち灘で獲れる最上質のいりこ・ちりめんを扱い、その品質の高さに多くのプロにも支持されている。いりこそのものだけでなく、ふりかけや出汁など、いりこを使った商品開発にも力を入れ、新刊『瀬戸内「やまくに」のいりこで毎日おかず』(ワタナベマキ著)では、いりこの魅力がたっぷり紹介さている。

FOOD&COMPANYではいりこを香ばしく焙煎しておやつ感覚で食べられる「パリパリいりこ」などが大変人気。

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